さてさて、アジアンポップにハマっていてすっかりおざなりになっていましたが、久しぶりに日本のインディーズアーティストをご紹介します。
センス抜群!
とっておきの日本のニュー・エキサイト・ オンナバンドです。
CHAI
今回紹介するのは“CHAI”という日本のガールズバンド。
マナ (Vo.&Key.)、カナ (Vo.&Gt.)、ユウキ (Ba.&Cho.)、ユナ (Dr.&Cho.)の4人編成。
みずからを「NEOかわいいバンド」や、「NEO – ニュー・エキサイティング・オンナバンド」と表現しています。
面白いこと考えますねw
今年、2017年のフジロックでは新人バンドの登竜門、ROOKIE A GO-GOにも出演していました。
最近は「ガールズバンド」と言っても、ギターポップ系のバンドだけでなく、様々なサウンドのバンドがいますが、”CHAI”は頭ひとつ抜き出てる感じ。
「センス」という言葉に集約できるんじゃないかと思います。
楽曲のセンス、バンドそのもののブランディング、MVなど、とにかくセンスがいいんです。
とにかく、オススメの楽曲を聴いてみてください。
N.E.O.
2017年10月25日に発売されるファーストアルバム”PINK”の1曲目に収録される“N.E.O.”という曲。
You Tubeでは先行してMVがリリースされていますが、これを聴いてブッ飛びました。
正直な話、開始10秒で心をつかまれました。
センス抜群のドラムビートと超印象的なコーラスで始まるイントロで、タダモノじゃない雰囲気が漂いまくります。
これまたセンスのいいベースラインが加わってからコーラスのパート2に突入。
ここでアルペジオみたいに弾くとか、よく思いつくなと感心したり。
えぇ、いちお、元ベーシストなので、そんな聴き方もしたり。
Aメロに入ってギターもかなり効果的に演奏されて、ふわふわと進行していく感じがたまりません。
2回目のコーラスのあとは、この曲の一番の盛り上がりどころ。
ライブで観たら絶対テンション上がりまくりますね。
聴いてもらうと気付くと思いますが、この曲はいわゆる「サビ」がありません。
洋楽ではわりとあるような曲の構成なんですが、日本でこういうタイプの曲は珍しいです。
普通は「サビ」という分かりやすいヤマの部分をテーマに、盛り上がりをつけて楽曲を作ることが多いのですが、この曲にはそれがない。
コーラス部分がサビのような役割をしていますが、明らかにサビではありません。
そういう慣習的な決まりごとを排除した楽曲としてもすごいと思います。
もうひとつ挙げると、歌詞もすごく素敵。
ハッキリとは言いませんが、決してモテる風貌とは言いがたい姿でこの曲を歌う彼女たちの説得力ったらありません。
MVでは「剛毛 セクシージャングル」とか「貧乳 フラットガール」とか、ちょっと笑える演出にもなっていますが、「ナイスコンプレックス」というめちゃめちゃ前向きで優しい言葉を投げかけています。
変に着飾らず、自分たちの個性を生かすという姿勢を本人たちが見せた上でのこの楽曲。
これを”ロック”と言わずになんと呼びましょう。
▼”N.E.O.” 彼女たちの”ロック魂”をぜひ聴いてみてください。マジでカッコいい。
10月25日のリリースに先行してApple Musicでは11曲中の4曲を聴くことができるので、Apple Musicユーザーはチェックしてみてください。
すでにリリースされている、1st EP”ほったらかシリーズ”と2nd EP”ほめごろシリーズ”も聴けます。
アルバムにはEPからも数曲収録があり、ファズの効いたギターカッティングから始まる“ボーイズ・セコ・メン”や、クセがだいぶ強いポップソング“ぎゃらんぷー”などもオススメです。
まとめ
今回は「NEOかわいいバンド」“CHAI”の、1stアルバム“PINK”から“N.E.O.”という楽曲をピックアップしました。
歌詞も楽曲も楽しい彼女たちの歌を聴いていると、前向きになって元気をもらえます。
素晴らしいバンドなので、ぼくは大プッシュします。
ぜひチェックしてみてください。
“Good Music, for Good Life”。
音楽であなたの毎日が楽しくなりますように。
ありがとうございました!
▼”PINK” リリースが待ち遠しい作品です。
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