さてさて、最近はインストバンドを連続でご紹介しています。
改めて自分のiTunesライブラリを見返してみたところ、インストアーティストが50組以上。
ひとえにインストと言ってもジャンルはロック、ジャズ、ファンク、ジャムバンド、EDM、アンビエントなど多種多様。
その中から珠玉のインストアーティストを引き続きご紹介いたします!
The Brandt Brauer Frick Emsemble
読み方は「ザ・ブラント・ブラウアー・フリック・アンサンブル」。
ブラントさん、ブラウアーさん、フリックさんの3人からなる、とても分かりやすいネーミングのトリオです。
「アンサンブル」を抜いたThe Brandt Brauer Frickという名義のトリオが元で、「アンサンブル」名義の動画を観たところ、楽器の数が多い楽曲を演奏するときの編成がThe Brandt Brauer Frick Emsembleのようです。
彼らはドイツのアーティストで、ミニマルミュージックという、決まったフレーズを反復して演奏する楽曲がメイン。
同じドイツのNEU!やKraftwerkなどのクラウトロックに近い音楽ですが、ロックではなく、エレクトロやオーケストラのような上品な感じ。
なかなか言葉では伝えにくいところがあるので、さっそく曲を紹介します。
▼オススメのアルバムはこちら。
Mr. Machine
ジャケットはドクロを使用しているのに、全体の雰囲気はなんだか上品な感じ。
色合いと文字のフォントが素晴らしいです。
収録は全8曲と少なめですが、1曲7分や8分の曲が多いので聴き応えは十分です。
▼そしてオススメの曲はこちら。
Bop
動画を再生すると、なんだかよく分からないTV番組が始まったかと思いますが、演出の一部です。
そしてなぜか分かりませんが、このMVは親切にも日本語字幕まで付けてくれています。
正直最初は「ん?」と感じてしまうような謎のビートから始まりますが、ひとつ、またひとつと音数が増えていくたびに音楽が形成されていくのが面白いです。
特にバスドラムが入る3:10あたりからはちゃんとした音楽に聴こえてきます。
最終的には演奏者が11人まで増えますが、よくよく見て下さい。
本当は3人です。
ブラントさん、ブラウアーさん、フリックさんがそれぞれ複数のパートを演奏している合成映像なんです。
後半はバレリーナのダンスが加わる演出もあり、さらに上品な雰囲気になります。
「息を飲む」という表現がとても相応しい音楽だと思います。
ここで、彼らの曲をもう一曲ご紹介します。
Pretend (feat. Emika)
こちらの映像はライブなので3人だけでなく、様々プレイヤーがサポートで出演。
ホーン隊、ストリングス、ハープ、木琴、ピアノ、ムーグ、ドラム、ティンパニなど、本当に多様な楽器で演奏されています。
インストバンドを紹介!と言っておきながら、この曲はアルバム”Mr. Machine”の中でも唯一のボーカル曲です。
ただし、ぼくの所感では歌さえも一つの楽器の一部というような位置づけで構成されているように思います。
緻密に構成された楽曲、緊張感のある演奏に引き込まれてしまいます。
これを初めて観た時、海外にはこんな音楽があるんだと衝撃を受けました。
素晴らしい音楽だと思います。
Mr. Machine収録の他のオススメは5.Mi Corazonも素敵。
ぜひ聴いてみて下さい。
▼他の曲の視聴はこちらから。 ※音量注意。
まとめ
今回はドイツのミニマルミュージック、The Brandt Brauer Frick Emsembleをご紹介しました。
作業用BGMや、気持ちを落ち着かせたい時にピッタリな音楽。
気になったらぜひチェックしてみてください。
“Good Music, for Good Life”。
音楽であなたの毎日が楽しくなりますように。
ありがとうございました!
▼今日の一枚。The Brandt Brauer Frick Emsemble、Mr. Machine。
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