禁断の果実、Apple Music…
さてさて、以前こんな記事を書きました。
Spotifyを使ってみた。使い方・機能について。 | Dai Yamazaki.com
「聴き放題って、なんか合わないんですよねー」みたいなこと言いました。
はい。
先に言っておきます。
すみませんでした。
訂正いたします。
Apple Music、最高。
3月20日に登録してもうすぐ一ヶ月経ちますが、すでにダウンロードしたCDは44枚。。
超楽しい。
聴き放題で音楽を堪能しまくっています。
Spotifyに全然ハマれなかったぼくが、同じ聴き放題サービスのApple Musicになぜこんなにハマってしまったのか、今回はそのあたりを分析してお届けしようと思います。
Apple Musicについて
このあたりはもはや言わずもがな、というところかもしれませんが、念のためにApple Musicの概要について説明しておきます。
このサービスはiPhoneやMacで有名なAppleが提供する音楽の聴き放題サービス。
月額980円で音楽が好きなだけ聴けます。
だいたいTSUTAYAだとCD5枚レンタルで1000円とかやってるので、そのぶんの値段でほぼ無限に聴けると思うと割安かなと思ったり。
さらに最初はトライアルとして無料で3ヶ月間利用できるという太っ腹なサービス付き!
「やっぱりオレは聴き放題じゃなくてCD買うぜ」という方も、3ヶ月だけお試し登録して本能の赴くがままにいろんな音楽を漁りまくって無料期間中にサクッと解約、なんて利用の仕方もできるんじゃないかと思います。
Apple Musicの注意点。
ただし、これから利用を検討している方へ、個人的に注意した方が良いと思う点は2つ。
その1:解約すると、ダウンロードした音源は聴けなくなる。
これはまぁ、仕方がないですよね。当然と言うか。
※4/29追記:
ちなみにダウンロードができるのはモバイル端末だけです。
PCでApple Musicを利用する場合はストリーミング再生のみ。
モバイル端末ではストリーミングでも聴けるし、ダウンロードしておいてオフラインで聴くこともできます。
–追記終わり–
その2:何でもかんでも聴けるわけではない。
ここが意外に盲点かもしれません。
「それじゃ聴き放題に登録してRADWIMPSとかミスチルとか聴きまくるぜー!」
と張り切っている方には残念なお知らせになってしまうのですが、RADとかミスチルはほぼ聴けません。
これには2つの理由があります。
まず、そもそもiTunesに楽曲が登録されていないアーティストの楽曲は聴くことができません。
具体的に言えば上記、ミスチルはそもそもiTunesに登録していないので、iTunes上で楽曲を購入しようとして検索しても全くヒットしません。
出てくるのはカバーソングとかだけ。
有料で購入ができないものが無料で聴けるはずはないですよね。
そういうことです。
次に、iTunesに楽曲が登録されていても、Apple Musicのサービスに登録されていない、つまり聴き放題から対象外になっている楽曲は聴くことができません。
例えばRADWIMPSの「前前前世」という楽曲単体もそうですし、その曲が収録されている「人間開花」というアルバムはiTunes上で購入することはできるのですが、Apple Musicの聴き放題には登録されていないのでこのサービス上で聴くことができないのです。
他にも米津玄師さんなどもそんな感じで、主に邦楽アーティストがそういった扱いになっている印象です。
ただ逆に、ONE OK ROCKはApple Musicで最新アルバムまで聴けるのでファンの方には嬉しいですね。
そういうわけで、どのアーティストの楽曲が対象なのかということについては、おそらく実際に登録して検索してみないことにはわからないので、そのあたりを見極めるにもとりあえず3ヶ月のトライアルで試してみるというのもよいと思います。
Spotifyが定着しなかった理由
さて、Apple Musicの概要について説明したところで、ぼくが以前利用したSpotifyとの違いをざっと説明しましょう。
まずApple Musicと比べて、Spotifyを利用した時に感じたこと。
動作が重い
アプリの起動、画面遷移、楽曲を再生するスピードなどがとにかく重い。。
人によってはそんなに気にならない方もいらっしゃると思いますが、今回Apple Musicを利用して改めて感じました。
まぁ、かれこれ5ヶ月も前のことなので、そこまで厳密に違ったかと言うとうろ覚えな部分はあるのですが、アプリの起動、画面遷移については確実に言うことができます。
しかもSpotifyは広告が入ってくるのとか、かなり面倒でしたし。。
操作性の違い
これは当たり前と言えば当たり前なんですが、もともとiTunesをメインに利用している人にとってSpotifyは、ソフトが違うため新たに操作を覚えなくてはなりません。
これが意外に面倒に感じてしまったり。。
もちろん逆に言えばiTunesとは違う画面レイアウトだったり、「Spotifyのほうがオシャレでかっこいいぜ!」という方はSpotifyで新たにiTunesとは違うUX(ユーザーエクスペリエンス)を体験できたりするんですが、個人的には新たな操作を覚えることよりも新たな音楽との出会いを重視しているので、これまでに馴染みのある操作でサクッと音楽を見つけられることの方に魅力を感じます。
黒を基調としたデザインはiTunesとは対象的でカッコよかったと思います。
いまいち新しい音楽に出会えない
これはぼくの利用方法がまずかっただけなのかもしれませんが、Spotifyを利用していた時に感じたことが、プレイリストをメインに音楽が紹介されているということ。
Apple Musicの場合、もちろんオススメプレイリストも表示されるんですが、あるアーティストのアルバムを検索すると画面の下部に「他のオススメアルバム」または「同じタイプのアーティスト」と、オススメを表示してくれます。
Spotifyにはそれがなかったように記憶しています。
トップに表示される様々なプレイリストから音楽を選んで聴いていましたが、いきなり自分になんの接点もないプレイリストから曲を聴くのは、それがカッコよくてもいまいち馴染めなかった、と当時感じました。
今思い返すと、ぼくにはそこが一番馴染めなかった点だったように思います。
Apple Musicの良い点・悪い点
最後に、約1ヶ月Apple Musicを利用してみた感想として、良い点・悪い点を挙げておきます。
Apple Musicの良い点
オススメがいい
これは先ほども書いたことですが、自分が好きなアーティストやアルバムを検索したときに表示されるオススメがかなりいい所を突いてきます。
オススメから2〜3曲、さわりを試聴してみて気になったらとりあえずダウンロード。
仕事の行き帰りでじっくり聴いて判断するということが気軽にできます。
自分の好きな音楽ジャンルが十分カバーされている
ぼくは主に洋楽、と言ってもアメリカやイギリスだけでなく、スウェーデンとかオーストラリアやヨーロッパの音楽など、国にこだわらず気に入った音楽をなんでも聴きます。
しかも、どちらかと言えばメインストリームではないような、ちょっと変わった音楽とかを好んで聴きます。
そういった音楽って、TSUTAYAはもちろん、その辺のCDショップに行っても取り扱われていないことが多いんですよね。
なので、これまではamazonで買ったり、iTunesで買ったりしていましたが、そういった音楽でも幅広くカバーされているのでとても助かります。
一曲からダウンロードできる
これも当然と言えば当然ですが、気に入った曲、気になっていた曲を一曲からダウンロードできます。
ちょうど先日観た映画、「トップガン」のテーマソング、ケニー・ロギンスの”Danger Zone”が急に聴きたくなって一曲だけダウンロードしたのもついこの前の話。
TSUTAYAでレンタルすれば当然CD一枚単位でしか借りられませんし、iTunesで購入してもだいたい一曲あたり150〜250円くらいかかります。
そういう、めっちゃ聴きたいわけでもないけど、なんかちょっと聴きたいんだよなぁ、っていう時に、聴き放題サービスはめちゃめちゃ使えます。
やっぱりYou Tubeじゃどうしても音質が良くはないですからね。
ストリーミングだし。
「あのアーティストの、あの曲が聴きたいんだよなぁ」という時にサクッと聴けるのは意外にも重宝します。
Apple Musicの悪い所
無限地獄に陥る
こんなに嬉しい悩みはありませんが、音楽好きとしてとても悩ましいことです。
マジで、
時間がいくらあっても足りない状態に陥る。。
「あーこれいいなー!こっちもかっこいいなー!うっひょー♪」
とあれもこれもダウンロードしてしまい、耳と頭が追いつかない状況になります。
こうしてこの記事を書いている最中にもIncubusの新作、Imelda May、Alexandra Saviorと、素敵な音楽と出会いまくってます。
たくさんの音楽と出会いまくって、逆に忘れてしまわないように集中して音楽を聴いている感はありますが、それでもひと月で40枚以上の新しい音楽を聴くことなんてこれまでにはなかったので、今後どうしようか、若干考えものです。
これまで出会った素敵な音楽たちはまた別の機会に紹介することにします。
これもお楽しみに!
まとめ
そんなわけで最強の聴き放題サービス、Apple Musicの紹介でした。
最初の人類、アダムとイブが口にした禁断の果実を冠していると噂されているApple。←ちゃんとリンゴに一口かじった跡がありますよね?
もうまさに、その果実の虜になってしまいました。
ぼく自身、これを危惧してこれまで避けていたんですが、一歩足を踏み入れてしまったぼくはもうあとには引き返せません。
当分、飽きることなく、楽しい音楽ライフを送ることができそうです。
実際、毎日仕事の行き帰りが楽しくて仕方ありません。
そんな禁断の聴き放題サービスApple Music、音楽好きの方には勧めずにはいられない。
一緒に中毒になりましょうw
ありがとうございました!
▼「音楽が止まらない」というキャッチフレーズに偽りなし!
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