10月15日(五日目)「徳島の奇跡とモモンガビレッジ」
この日はかねてよりBooking.comでチェックし楽しみにしていたモモンガビレッジというゲストハウスへ行きます。
場所は徳島県の山奥。
地図で見ても周辺にはコンビニはおろか、何もなさそうです。
のんびりするには絶好の場所じゃないか!
最寄りの阿波川口駅に14時に送迎をお願いしていたので、それに向けて出発です。
香川のホテルでおすすめされていた「とみや」といううどん屋さんで本場香川のうどんを食べてから電車に乗り、高知方面へ。
ミラクルひとり
途中、乗り換えで時間調整のため阿波池田という駅で降りて周辺を散策しました。
なんの気もなくぶらぶら町を歩いていると「ひとり まるかんのお店」という文字が!
まじか!!
突然ですが、斎藤一人さんという方をご存知でしょうか。
銀座まるかんという会社を創業し、12年連続で日本の納税者ランキング10位以内に君臨。もちろん1位にもなっています。しかも6年連続という。。
いわゆる超成功者です。
ぼくが愛読する黄金の金玉を知らないか?というブログで取り上げられていて知ったのですが、ひとりさんの言葉や考え方がとても素敵なのです。
説明が難しいのでYouTubeを貼り付けるので、興味のある方は聴いてみてください。動画ですが、基本音声のみです。
「信じるも信じないもあなた次第」というようなお話なんだけど、ぼくはこういう話にロマンを感じてしまうので割と信じています。
とまぁ、そんな斎藤一人さんのお店に、何も調べずたまたま降りた駅でたまたま通りかかった道にあるなんて・・・
奇跡!!
お店といってもそこで何を売っているというわけではなく、倉庫のような感じだったので特に何もなかったのですが、ぼくとしてはそこに出会えただけで十分だったのでした。
お店はこんな感じでした。
なんか、リアルだね。
いやー、ついてる。
ほっこりした気持ちを胸に、それからまた町をぶらぶらして阿波池田をあとにしたのでした。
お待ちかね、モモンガビレッジ!
目的の阿波川口駅に着くとホームに一人の女の子が。
「モモンガですか?」
モモンガビレッジのスタッフさんのようです。
するとぼくの後ろから何やらでっかいキャリーケースを2つも抱えた外国人の方が。
聞くところによると彼はその日からモモンガで働くハンガリー人だそうです。
そして3人で車に乗ること15分、モモンガへ到着!
中はこんな感じ。ちょっとブレちゃいましたが。
めっちゃいい。
ロケーションはこんな感じで、
THE 山奥。
これこそぼくが求めていた場所でした。
この日までに数々の観光地を巡ってきましたが、観光地には到達することが目的だし、人も多いのでリラックスする感じではなかったのです。
こんなふうに何もなくて、何でもないような場所でのんびり過ごすことを欲していたと到着して気づきました。
荷物を置いてテラスでタバコを吸っていると、何やら見たことないかわいい鳥が。
近づいてきた。
お?
トン。
ひざに乗ったぁぁぁ!!
めっちゃかわいいやん。
あまりの出来事で写真におさめることはできませんでしたが、嬉しすぎる体験でした。
ここへ来たことを迎えてくれたようで。
それから近くの川にいってのんびり過ごし、夜はモモンガでカレーをいただきました。
山奥で国際交流
このモモンガビレッジは山奥に位置し寒かったので、宿泊客は暖房をつけた居間で各自のんびりしていました。
モモンガのスタッフは日本人1人、シンガポール人1人、台湾人2人、ハンガリー人1人の合計5人。
宿泊客はぼくを除いて8人、全員外国人でした。
ひょんなことからぼくはつたない英語でロサンゼルス出身のエミールという科学者(おじさま)とドイツ出身の生物学者(おねえさん)と話していました。
途中、ドイツのおねえさんが日本の「金継ぎ」という技術が素晴らしいと話していたんです。
?
金継ぎ?
恥ずかしいことに日本人であるぼくは金継ぎという技術をドイツ人のおねえさんに教えてもらいました。
ググって写真を見たら、見たことあるものだと分かったのですが、キンツギというワードだけでは理解できなかったという。。。
こういうところで学校の勉強が大事だったんだなということに気づくんですね。
ぼくは自分のiPhoneのプレイリストを持ち出して音楽の話題を持ちかけたのですが、エミールはABBAとか知らないって言ってました。
マジすか。
サルサとか踊れる音楽が好きなようです。それとU2は聞くって言ってました。
なんかABBAとか欧米人はみんな知ってるものかと、勝手に勘違いしていましたがそんなことはないみたいです。
また一つ勉強になりました。
それでエミールは6週間かけて日本を巡っているとのこと。明日は近くで温泉に入ってから高知でシーフードを食べに行くそうです。
ドイツのおねえさんは交換留学のようなかたちで松山を拠点に5ヶ月日本に滞在してて、今はスクーターで四国を回っているとのことでした。
明日は松山に帰ると。
エミール:“You must be kidding…”
その通りですね。
モモンガから松山まで約120kmあるんですけど!!
「5時間くらいかかるから天気が心配だわー。今日もめっちゃ寒かったし。」
って言ってたけども。
そりゃ心配ですよね。
にしても、たくましいと思いました。
そんな感じで談笑しながらその夜は更けていったのでした。
なかなか普段は体験できないことが多くて楽しかった一日。
つたない英語でも理解してくれようとしてくれたみなさんにも感謝です。
次回は徳島後編!
ありがとうございました。